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意識をめぐる冒険 | クリストフ・コッホ(著), 土谷尚嗣(訳), 小畑史哉(訳)
¥3,300
歯がズキズキ痛む。 この痛さはどこから来るの? 歯髄から脳に送られた信号のせい? そんな説明じゃあ納得できっこない。単に有機物の塊にすぎない脳のどこの何が、この痛いという感じをつくるっていうんだ! そもそもそう悩んでいる、この自分という感覚だって何なのだろう。考えれば考えるほどややこしい。意識と脳の関係なんて解決不能だ…。 長年、この問題を追いかけてきた著者の本音。深い真理への挑戦。 発行:岩波書店 仕様:四六判 382p 発行年月日:2014.8.6
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あなたに似た人 [新訳版] 1 | ロアルド・ダール(著), 田口俊樹(訳)
¥990
ワインの銘柄を当てる大博打の結末は? 夫殺しの凶器の行方は? ラスト一行に襲いかかるショックとは? 一度読めば忘れられない数々の名作がここに。 単行本未収録の二作品を加えた〔新訳版〕で登場! 発行:早川書房 仕様:文庫判 発行年月日:2013.5.10
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死者の代弁者 [新訳版] 上 | オースン・スコット・カード(著), 中原尚哉(訳)
¥990
エンダーによる異星種族バガー皆殺しから3000年後、銀河各地へと植民地を広げていた人類は、ついに第二の知的異星種族と遭遇した。 新たに入植したルシタニア星に棲むピギー族が、高い知性を持つことが発見されたのだ。 バガーのときと同じ過ちを繰り返さないため、人類は慎重にピギー族と接する。 そのころエンダーは、姉ヴァレンタインとともにトロンヘイム星を訪れていたが…ヒューゴー/ネビュラ両賞受賞に輝く続篇登場! 発行:早川書房 仕様:文庫判 発行年月日:2015.4
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死者の代弁者 [新訳版] 下 | オースン・スコット・カード(著), 中原尚哉(訳)
¥990
ルシタニア星の異類学者殺害から20年後、死者の代弁を依頼されたエンダーが星の海を越えてついに到着した。だが、彼を待ち望んでいた人間は誰一人いなかった。 入植者たちはもちろん、最初の依頼者もエンダーの出発直後に依頼を取り消しており、最近の依頼者は彼の到着が20年後だと思っていたからだ。 だがピギー族だけは、彼と窩巣女王の来訪を熱烈に歓迎する! 『エンダーのゲーム』のその後の世界を壮大に描いた傑作巨篇。 発行:早川書房 仕様:文庫判 発行年月日:2015.4
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観光 | ラッタウット・ラープチャルーンサップ(著), 古屋美登里(訳)
¥880
美しい海辺のリゾートへ旅行に出かけた失明間近の母とその息子。遠方の大学への入学を控えた息子の心には、さまざまな思いが去来する—— なにげない心の交流が胸を打つ表題作をはじめ、11歳の少年がいかがわしい酒場で大人の世界を垣間見る「カフェ・ラブリーで」、闘鶏に負けつづける父を見つめる娘を描く「闘鶏師」など全7篇を収録。 人生の切ない断片を温かいまなざしでつづる、タイ系アメリカ人作家による傑作短篇集。 紀伊國屋書店で開催された〈ワールド文学カップ〉でMVPを獲得した話題作、ついに文庫化。 発行:早川書房 仕様:文庫判 発行年月日:2010.8.25
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レトリックと人生 | ジョンソン・M, レイコフ・G, 下谷和幸, 楠瀬淳三, 渡部昇一(著)
¥2,530
レトリックは単なる言葉の綾ではない。それは未知の世界を、人間の理解の領域にたぐりよせる強力な武器となる。 斬新な視点からレトリックの生態に言語的・哲学的分析を加えるとともに、背後にひそむ人間の思考や行動の構造をもダイナミックに抉った知的冒険の書。 発行:大修館書店 仕様:縦190mm 335p 発行年月日:1986.3
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[例解]現代レトリック事典 | 瀬戸賢一, 宮畑一範, 小倉雅明(編著)
¥8,800
レトリックの表現技法を一望する事典。 見出し語は72項目に絞り、それ以上の細かなレトリック用語は、項目のなかにまとめて記述。 発行:大修館書店 仕様:A5判 612p 発行年月日:2022.11.28
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メタファー思考 | 瀬戸賢一
¥924
目玉焼き・メロンパン・希望の光・人生の黄昏——日常言語に含まれる思考手段としてのメタファーをとりあげ、人間的意味の形成のしくみを明かす。 メタファー早分かり—— 「月見うどん」はメタファー、「きつねうどん」はメトニミー、「親子丼」はシネクドキ。 また、「白雪姫」はメタファー、「赤ずきん」はメトニミー、「人魚姫」はシネクドキ。 さらに、「たい焼」はメタファー、「たこ焼」はメトニミー、「焼き鳥」はシネクドキ。 発行:講談社 仕様:新書判 210p 発行年月日:1995.4.17
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本の背骨が最後に残る | 斜線堂有紀
¥1,870
その国では、物語を語る者が「本」と呼ばれる。一冊につき、一つの物語。 ところが稀に同じ本に異同が生じた時に開かれるのが市井の人々の娯楽、「版重ね」だった。 「誤植」を見つけるために正当性をぶつけ合う本と本。互いに目を血走らせるほど必死なのはなぜか。 誤植と断じられた者は「焚書」、すなわち業火に焼べられ骨しか残らないからである。 表題作他7編収録。要注目の新鋭作家が、凶暴な想像力を解放して紡いだ七つの異界。 発行:光文社 仕様:四六判 280p 発行年月日:2023.9.21
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地雷グリコ | 青崎有吾
¥1,925
射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。勝負事に、やたらと強い。 平穏を望む彼女が日常の中で巻き込まれる、風変わりなゲームの数々。 罠の位置を読み合いながら階段を上ったり(「地雷グリコ」)、百人一首の絵札を用いた神経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱」)。 次々と強者を打ち破る真兎の、勝負の先に待ち受けるものとは——ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説、全5篇。 発行:KADOKAWA 仕様:四六変形 352p 発行年月日:2023.11.27
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ストーリー・セラ— | 有川浩
¥594
妻の病名は、致死性脳劣化症候群。複雑な思考をすればするほど脳が劣化し、やがて死に至る不治の病。 生きたければ、作家という仕事を辞めるしかない。医師に宣告された夫は妻に言った。 「どんなひどいことになっても俺がいる。だから家に帰ろう」。 妻は小説を書かない人生を選べるのか。極限に追い詰められた夫婦を描く、心震えるストーリー。 発行:幻冬舎 仕様:文庫判 265p 発行年月日:2015.12
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商店街のあゆみ | panpanya
¥1,320
「楽園」からの9冊目のpanpanya作品集。 表題作はじめ「家の家」「幕間」「うるう町」「正しいおにぎりの開け方」「ビルディング」「ここはどこでしょうの旅」6~10など生活空間の細部までが愛おしくなる16篇。 日記も併収。 発行:白泉社 仕様:B6判 212p 発行年月日:2023.11.30
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小林秀雄全作品 21 美を求める心 | 小林秀雄
¥1,980
すみれの花を、黙って一分間眺めてみよう。諸君は、どれほどたくさんなものが見えてくるかに驚くでしょう…。 昭和32年54歳、小学生、中学生に語った「美を求める心」。 発行:新潮社 仕様:縦200mm 309p 発行年月日:2004.6
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ホラー映画で殺されない方法 | グレアム=スミス・セス(著), 入間眞(訳)
¥1,760
死にたくなければ、これを読め!『高慢と偏見とゾンビ』の著者が贈る、最高にバカバカしくも実用的なサバイバル・ガイド。 発行:竹書房 仕様:縦190mm 191p 発行年月日:2018.7
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伝奇集 | J.L.ボルヘス(著), 鼓直(訳)
¥935
夢と現実のあわいに浮び上がる「迷宮」としての世界を描いて現代文学の最先端に位置するボルヘス(一八九九—一九八六)。 われわれ人間の生とは,他者の夢見ている幻に過ぎないのではないかと疑う「円環の廃墟」,宇宙の隠喩である図書館の物語「バベルの図書館」など,東西古今の神話や哲学を題材として精緻に織りなされた魅惑の短篇集. 発行:岩波書店 仕様:文庫判 304p 発行年月日:1993.11.16
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チョコレートをたべた さかな | みやざきひろかず(文・絵)
¥1,320
水の中を自由気ままに泳ぎまわっていた一匹の魚。 ある日、チョコレートのかけらを口にしたことから世界が変わってしまいます。 未知の世界を知った魚の、甘くて切ない物語。 発行:BL出版 仕様:B5変型判 27p 発行年月日:1989.10.1